■UPS(無停電電源装置)とは
UPS(Uninterruptible Power Supply)は、日本語では「無停電電源装置」と呼びます。UPS(無停電電源装置)の内部にはバッテリーやコンデンサが内蔵されており、停電した場合に接続しているパソコンや周辺機器に電力を一定時間供給します。UPS(無停電電源装置)が電力を供給している間に、ファイルやデータを保存し、パソコンや音楽機材を安全な手順でシャットダウンを行うことで、データの消失や機材の不具合といったトラブルを未然に防ぐことができます。まさに「転ばぬ先の杖」。「備えあれば憂いなし」といいますが、実際にトラブルに遭遇するまえに、UPS(無停電電源装置)を導入を検討してみてください。サウンドハウスが自信を持ってお勧めするCLASSIC PRO UPSシリーズは、ラインインタラクティブを採用しながら、お手頃価格でご提供しています。さらにオプションでバッテリーをご用意しているのでバッテリーの交換も簡単です。
■UPS(無停電電源装置)はなぜ必要なのか!
みなさんは、パソコンなどの停電対策をしていますか? 停電などめったに経験しないため、気に留めていない方も多いのではないでしょうか? でも、予期せぬ事態はいつでも起こりえるのです。とくに最近はゲリラ豪雨など、局地的な大雨や雷の発生率が高くなってきました。さらに、日本は台風の通り道でもあり、毎年のように被害を受けています。比較的電源事情のよい、都市部であっても安心はできません。強風による電線の切断や、変電設備の冠水による停電はいつどこで起こってもおかしくはないのです。
パソコンなどの電子機器にとって、電源の停止や電圧が低下することは大問題です。特に、パソコンのOSやアプリケーションは、データをDRAMと呼ばれるメモリに記録しています。このメモリは、停電すると情報が消去されてしまいます。そのため、大切なファイルやデータは必ずハードディスクなどに保存していると思います。でも、停電するとファイルに保存することができないため、それまで作成していたデータが消えてしまいます。つまり、作業していた時間が一瞬で無駄になってしまうのです。 しかも、最近は処理速度を向上させるために一時的にメモリ内にためておき、後でハードディスクにデータを書き込むディスクキャッシング機能を利用している場合もあります。この場合、動作中に電源が切れると、メモリ内にたまっていたデータがすべてなくなるわけですから、取り返しのつかない障害が発生します。 また、急な停電は、パソコンやハードディスクなどのパーツにも負担をかけるので、寿命を縮める原因にもなります。最悪の場合、システムが壊れてしまうこともあるのです。
そんな停電時に、一定時間(数分から数十分程度)電源を供給してくれるのがUPS(無停電電源装置)です。UPS(無停電電源装置)が電力を供給している間に、安全な手順でパソコンを終了させることにより、不意のトラブルを未然に防ぐことが可能です。もちろん、パソコンだけでなく、電源が切れてしまうと大問題になる機器にもご利用いただけます(注意:モーターや電球など大きな電力を消費する機器は接続しないでください)。
イザというときに、あなたの大切なパソコンやデータを守るための保険として、UPS(無停電電源装置)の導入をお薦めします。 CLASSIC PRO UPSシリーズは、全てのクリエイター、エンジニア、パソコンユーザーの心強い味方です。
■電源トラブルの代表的な例
電気を使った機器を使用している限り、そこには様々な電源トラブルが想定されます。それらのリスクを軽減するのがUPSを用いる最大の目的です。
- 人為的なトラブル
- 誤って電源を切ってしまう(スイッチ操作のミス)
- ケーブルに足を引っ掛けて抜いてしまうといった配線関係のトラブル
- 電気工事や検査など、あらかじめ予告されている電源の停止
- 電源設備によるトラブル
- 瞬間的に複数の電気製品を使用することによるブレーカー遮断(停電)
- 大きな電力を消費する電気器具を起動する際に発生する大電流による電圧変動やノイズ
- 配電設備の老朽化や、使用している電気機器が原因による電圧の低下
- 配線からの電流漏洩(リーク)
- 落雷によるトラブル
- 落雷によって電線などの送電設備が破壊される。比較的長時間に及ぶ停電
- 送電設備の安全装置によって、瞬間的に発生する電力低下・停電
- 衝撃的な高電圧・大電流(サージ)が瞬間的に流れる
- 屋内の配線に誘導電流が発生することによる電力の乱高下
- 雷によって引き起こされる強大な電磁波ノイズ
これらのトラブルは、パソコンや電子機器に悪影響を与え、装置の寿命を縮めたり、最悪の場合は機器を破壊することもあるので、大変に危険です。さらに、サージは、電源関係だけではなく、屋外から引き込まれている電話線やテレビのアンテナ線を伝わって電話機やインターネット機器を破壊することもあります。さらに、雷が発生する電磁波ノイズは、コンピュータ機器に影響を与えることも多いのです。
CLASSIC PRO UPSシリーズは、これらの電源関係のトラブルのうち、停電や電源電圧の低下、電話線を経由したサージから機材を守る機能を備えています。
■CLASSIC PRO UPSの5つの特徴
■CLASSIC PRO UPS UPS1000RT / PSIIシリーズ / PSシリーズ / LXシリーズ
■CLASSIC PRO UPSシリーズの特徴
UPS1000RTは、常時インバーター給電方式とも呼ばれるオンライン方式を採用しており、通常時、停電時ともにインバーターを経由するため、停電時の瞬断にも対応し、常に安定した電圧、周波数で正弦波出力の電源を供給することができます。付属のブラケットを使用することでタワー型、ラックマウント型のどちらでも設置することができ、ホームユースからプロユースまで幅広くご使用頂けます。信頼性・安定性に優れた正弦波出力のオンラインUPSは、瞬断なく安定した電圧・波形の電源を常に供給する最高の電源バックアップツールです。
UPS PSシリーズは、突然の停電でも一般的なコンセントと同じ正弦波の波形で電力供給が行われることにより、あらゆるパソコンに対して、より安全なバックアップ電源環境を提供します。付属の電源管理ソフトを使えば、停電などの電源障害時にPCの自動シャットダウン、メール通知などの設定も可能です。1000VA、1500VA、2000VAの3モデルをご用意しましたので用途に合わせてお選びください。
正弦波出力、効率性が高いラインインタラクティブ方式を採用した高品質な電源バックアップツールです。入出力の電圧範囲を100/110/115/120Vの4モードから選択でき、ご使用環境に最適な電源環境の構築が可能です。入力電圧が大きく変動した際に、出力電圧を適切な範囲に補正するAVR(自動電圧補正機能)、停電時の自動シャットダウン設定、メール通知機能を利用できる電源管理ソフトウェアも付属しています。1000VA、2000VAをラインナップ。PC、PC周辺機器など接続する機器の消費電力に合わせてお選びいただけます。
液晶モニター付きの「LXシリーズ」は、バッテリーの動作状況や駆動電圧などを液晶画面で確認できます。小型、軽量の500VAモデルと1200VAの大容量モデルをラインナップ、余裕の容量がお手頃価格で手に入ります。さらに、付属の電源管理ソフトを使えば、停電などの電源障害時にPCの自動シャットダウンなどの設定も可能です。不意の停電など、電源周りのリスクを大幅に軽減可能な無停電電源はCLASSIC PROのUPS LXシリーズにお任せください!