■UPSシリーズ Questions & Answers クイックリンク
- Q:UPSとはなんですか?
- Q:停電時に何分間、機器を作動させられますか?
- Q:どんな機器を繋いだらよいのですか?
- Q:UPSの接続方法を教えてください。
- Q:プリンターを繋いでも大丈夫ですか?
- Q:同時に何台のパソコンを接続できますか?
- Q:付属のUPS管理ソフトを使うとどんな事が出来ますか?
- Q:商用電源の電圧が不安定なのですが、UPSで対応できますか?
- Q:充電時間の目安はどの位でしょうか?
- Q:Windows NT4.0/2000の電源管理オプションの設定方法は?
- Q:商用電源からバッテリーバックアップ電源に切り替わる電圧は何Vですか?
- Q:UPSバックアップ時の出力電圧の波形はどんな形ですか?
- Q:切り替えのスイッチング時間は何msecでしょうか?(1次的に主回路がオープンとなる時間)
- Q:リレー接点の開閉に寿命回数はあるのでしょうか?
- Q:500VA対応モデルに力率1の300Wの電球を接続し負荷を掛けたらディスプレイのロード表示が100%となりました。実際は300VAではないのでしょうか。
- Q:ディスプレイに表示される値は負荷の力率が0.6の物も1の物も、負荷が300Wの場合は誘導負荷も抵抗負荷も変わらず100%と表示されるのですか。
- Q:50Hz/60Hzの切り替えは、どうすればよいのでしょうか?
- Q:バックアップ時間が短くなってきました。どうすれば元にもどりますか?
- Q:不要になったバッテリーは、どうやって処分したらよいのでしょうか?
- Q:停電時にバックアップせずUPS本体の電源、接続機器の電源が落ちました。
- Q:使用中にアラームが鳴り、UPSの電源が落ちてしまう。
- Q:電源管理ソフトウェアがUPSを認識せず、通信不可と表示されます。
- Q:インストールする時のシリアル番号がわからない。
- Q:アラーム音を無効にすることができますか?
- Q:UPS本体の表示とソフトウェア上の数値が違いますが?
- Q:UPS1500LX:充電率100%にならないのですが?
- Q:バッテリーの交換時期なのでカバーを開けたら、バッテリーが膨張、ひび割れしていました。
- Q:バッテリーは寿命が来ているのに、充電率表示は100%。なぜでしょうか ?
- Q:ソフトウェア上の充電率表示が本体の表示値よりも30%ほど低く表示され、バッテリーモード動作に入った時に、任意に設定した充電率になる前にシャットダウンしてしまうのですが故障でしょうか。
- Q.メール通知設定をしても、メールが送られて来ない。
- Q.UPSからカチッと音がする。
- Q.UPSから唸り音がする。
■Questions & Answers
- Q:UPSとはなんですか?
- A:UPS(ユーピーエス)とはuninterruptible power supplyの略で、日本語では「無停電電源装置」と呼びます。停電やブレーカーが落ちるなど、何らかの事情によりパソコンの電源が切れた場合、UPSに内蔵されているバックアップ用の電池を使って、パソコンが動作するために必要な電力を供給するための装置です。パソコンを数分から数十分間、稼働せることができ、その間にデータを保存したり、パソコンを安全にシャットダウンさせることができます。UPSの必要性や、電源トラブルの例はこちらを参考にしてください。
- Q:停電時に何分間、機器を作動させられますか?
- A:UPSの容量と、接続している機器の消費電力により異なります。各モデルのバックアップ時間を参考にしてください。
- Q:どんな機器を繋いだらよいのですか?
- A:パソコン本体や液晶ディスプレイを接続してください。また、小型の外部記憶装置(外付けHDD、MO、CD-R、DVD-R等)も接続できます。
※CRTディスプレイやレーザープリンタなど、消費電力が大きい機材は、接続しないでください。 - Q:UPSの接続方法を教えてください。
- A:UPSの電源プラグをコンセントに接続してください。必ずUPSを優先し、コンセントに直接接続してください。絶対に、タコ足配線はしないでください。
※UPSの接続手順 - Q:プリンターを繋いでも大丈夫ですか?
- A:A4サイズのインクジェットプリンターであれば接続可能です。ただし、レーザープリンターは消費電力が大きいため接続できません。
- Q:同時に何台のパソコンを接続できますか?
- A:基本的には1台のUPSに対して1台のパソコンを接続してください。許容電力の範囲内であれば複数台のパソコンの接続が可能ですが、バックアップ時間が短くなります。
※バックアップ時間を確保するため、パソコンを安全に終了させるために最低限必要な機器だけを接続してください。 - Q:付属のUPS管理ソフトウェアを使うとどんな事が出来ますか?
- A:停電時に自動でパソコンをシャットダウン出来ます。さらに、電源の異常を検知して、メールで通知する機能、UPSの状態をモニタリングする機能、作業中のファイルを自動的に保存する機能があります。ただし、ファイルの保存機能については、必ず事前に動作検証を行ってください。実行しているアプリケーションや、既存のファイルを開いたのか、新規に作成したのかによって動作が異なる場合があります。また、
※ファイルの保存に関してはこれを保証するものではありません。 - Q:商用電源の電圧が不安定なのですが、UPSを使えば対応できますか?
- A:CLASSIC PRO UPSには、電圧を100Vに保つ機能は搭載されておりません。
- Q:充電時間の目安はどの位でしょうか?
- A:満充電になるまで約10時間ほどかかります。
- Q:Windows NT4.0/2000の電源管理オプションの設定方法は?
- A:Windowsに搭載されている電源管理オプションは使用できません。 かならずUPSに付属しているUPS管理ソフトウェアをご利用ください。
- Q:商用電源からバッテリーバックアップ電源に切り替わる電圧は何Vですか?
- A:100V +/-25% (上125V 下75V)になります。
- Q:UPSバックアップ時の出力電圧の波形はどんな形ですか?
- A:CLASSIC PRO UPSシリーズは、矩形波インバータを採用しており、バックアップ時の出力は「矩形波」となります。
他社のUPSも廉価版モデルは矩形波インバータが主流であり、これらの製品の出力波形とほぼ同じ波形となっています(図1)。弊社の実測調査によれば、無負荷時の尖頭値は180V未満、90Wの白熱電球を接続して負荷をかけた場合、尖頭値の平坦部分が広がり130V未満というデータを得ています(図2)。
また、真の実効値計測タイプではないテスターを使って測定した場合、誤差が大きく表示されますのでご注意ください。例えば、商用電源の正弦波を100Vと測定できたテスターであっても、矩形波インバータの出力を測定した場合、多くのアナログテスターでは75V前後の値が表示され、デジタルテスターでは120V前後の値が表示される場合があります。
図1 図2 - Q:切り替えのスイッチング時間は何msecでしょうか?(1次的に主回路がオープンとなる時間)
- A:4〜6msec(ミリ秒)です。
- Q:リレー接点の開閉回数に寿命はあるのでしょうか?
- A:メーカー公称値は1万回となっております。
- Q:500VA 対応モデルに、力率 1 の 300W の電球を接続し負荷を掛けたらディスプレイのロード表示が 100% となりました。
実際は300VA ではないのでしょうか。 - A:UPSそのものが持つ力率が0.6となる為、抵抗負荷の場合でも500VA=500Wとはならず、多くの500VA仕様のUPSの最大出力のW数は300Wとなります。
- Q:ディスプレイに表示される値は、負荷の力率が 0.6 の物も 1 の物も、負荷が 300W の場合は誘導負荷も抵抗負荷も変わらず 100% と表示されるのですか。
- A:300Wとは抵抗負荷のことを示します。
- Q:50Hzと60Hzを切り替えるには、どうすればよいのでしょうか?
- A:電源周波数を検知して自動的に切り替わります。
- Q:バックアップ時間が短くなってきました。どうすれば元にもどりますか?
- A:UPSのバッテリーは消耗品です。使用寿命は、バッテリーを使用しない場合であっても、徐々に短くなっていきます。
使用環境や放電の頻度により、使用寿命が変化し、その定格寿命は理想的な環境下において管理された場合、通常約 1〜2 年(使用温度 25℃でおよそ 2 年、35℃ではおよそ1年です)となります。温度変化や頻繁に放電した場合など、様々な使用環境に応じて、バッテリーの寿命は早期に消耗劣化する場合があります。よって、定期的にバックアップタイムを確認した上で、およそ 1 年ごとにバッテリーを交換することをお勧めいたします。
※UPSのバッテリーの交換方法 - Q:不要になったバッテリーは、どうやって処分したらよいのでしょうか?
- A:弊社にお送り頂ければ、処分いたします。
宅配便の送り状の余白部分に「バッテリー廃棄希望」とお書き添えの上、お送りください。
※送料はお客様のご負担となりますので予めご了承ください。
株式会社サウンドハウス 〒286-0825 千葉県成田市新泉14-3 - Q:停電時にバックアップせずUPS本体の電源、接続機器の電源が落ちました。
- A:バッテリーの寿命の可能性があります。購入履歴を確認してください。バッテリーの寿命は通常、2年ほどですが使用環境により0.5-1年短くなります。バッテリーを交換してもバックアップができない場合は、UPS本体側に不具合がある可能性がございますので弊社サポートまでお問い合わせください。
- Q:使用中にアラームが鳴り、UPSの電源が落ちてしまう。
- A:バッテリーの寿命の可能性があります。購入履歴を確認してください。バッテリーの寿命は通常、2年ほどですが使用環境により0.5-1年短くなります。バッテリーを交換してもバックアップができない場合は、UPS本体側に不具合がある可能性がございますので弊社サポートまでお問い合わせください。
- Q:電源管理ソフトウェアがUPSを認識せず、通信不可と表示されます。
- A:通信形態の設定を確認してください。 UPSilon2000:ソフト基本画面内の「SETTING」→「通信形態」→Mega(USB)を選択 UPSmart2000R:ソフト基本画面内の「SETTING」→「Name of UPS connecting port」→USBを選択
- Q:インストールする時のシリアル番号がわからない。
- A:UPS本体のシリアル番号ではなく、CD-ROMのパッケージに記載されているシリアル番号を入力してください。「0(ゼロ)とO(オー)」、「I(アイ)と1(イチ)」など、間違いやすい文字がありますのでご注意ください。
- Q:アラーム音を無効にすることができますか?
- A:仕様上無効には出来ませんが、内部のビープユニット天面の穴を絶縁テープ等で塞ぐと音量が低下します。
- Q:UPS本体の表示とソフトウェア上の数値が違いますが?
- A:UPSのソフトウェアはCP製品専用ではなく、他社UPSでも使用可能な汎用ソフトウェアのため表示が異なる場合がございますが仕様となります。本体の数値が正しい数値となります。同じ理由で自己診断機能は任意の時間設定をしても約10秒程で復旧します。
- Q:UPS1500LX:充電率100%にならないのですが?
- A:制御システムの仕様上、最大で98%までとなりますが、性能上の問題はありませんので、そのままご使用ください。
- Q:バッテリーの交換時期なのでカバーを開けたら、バッテリーが膨張、ひび割れしていました。
- A:寿命のきたバッテリーをそのまま使用すると膨張します。バックアップタイムを定期的に点検し、適当な時期に交換してください。
- Q:バッテリーは寿命が来ているのに、充電率表示は100%。なぜでしょうか?
- A:UPSの充電状態は内蔵バッテリーの端子電圧を元に管理しており、容量の無くなったバッテリーでも充電電圧が加われば、正常なバッテリーの満充電時と同じ端子電圧に到達します。そのため液晶表示は100%と表示されますが、容量を失ったバッテリーは負荷が掛かれば直ぐに放電してしまってバックアップ動作が停止します。
- Q:ソフトウェア上の充電率表示が本体の表示値よりも30%ほど低く表示され、バッテリーモード動作に入った時に、任意に設定した充電率になる前にシャットダウンしてしまうのですが故障でしょうか。
- A:こちらは製品仕様によるもので、充電状態により20%〜30%の誤差が発生する場合があることが確認されています。対処方法と致しましては、設定値を若干、低めに設定することにより、不用意なシャットダウンを避けることができます。また、0%に設定すると、最大限のバックアップ時間を活用出来る設定となりますので、その方法もお試しください。
- Q.メール通知設定をしても、メールが送られて来ない。
- A:送信者名、SMTPサーバーアドレスが正しく入力されているかどうか確認をしてください。また、ご利用のメールサーバーが認証を必要とする場合、アカウント情報をご利用中のプロバイダーにご確認いただき、アカウント名、パスワードを入力してください。
- Q.UPSからカチッと音がする。
- A:入力電圧が、およそ90V未満、または110V以上の場合、AVR機能が作動します。その際にカチッと音がします。入力電圧がおよそ95〜105Vに戻ると、再度、カチッと音が鳴り通常運転をします。
- Q.UPSから唸り音がする。
- A:高負荷な機器を接続、元電圧の低下などにより、トランス由来の唸り音がする場合があります。許容電力未満の機器を接続してご使用ください。
■UPSのバッテリ・バックアップ時間
バックアップタイム | |||||
---|---|---|---|---|---|
UPS500LX | UPS1200LX | UPS1000PSII | UPS2000PSII | UPS1000RT | |
使用電力 | 500VA/300W | 1200VA/720W | 1000VA/800W | 2000VA/1600W | 1000VA/800W |
50W | 35分 20秒 | 1時間 10分 20秒 | 69分 | 129分 00秒 | 69分 |
100W | 12分 12秒 | 35分 24秒 | 24分 1秒 | 76分 48秒 | 24分 1秒 |
200W | 4分 56秒 | 16分 01秒 | 19分 54秒 | 37分 39秒 | 19分 54秒 |
300W | 47秒 | 08分 21秒 | 14分 20秒 | 23分 28秒 | 14分 20秒 |
400W | - | 05分 05秒 | 8分 30秒 | 16分 25秒 | 8分 30秒 |
500W | - | 03分 08秒 | 7分 19秒 | 12分 20秒 | 7分 19秒 |
600W | - | 51秒 | 5分 00秒 | 9分 19秒 | 5分 00秒 |
700W | - | 30秒 | 3分 00秒 | 7分 29秒 | 3分 00秒 |
800W | - | - | 2分 30秒 | 5分 37秒 | 2分 30秒 |
900W | - | - | - | 4分 43秒 | - |
1000W | - | - | - | 4分 18秒 | - |
1200W | - | - | - | 3分 25秒 | - |
1400W | - | - | - | 2分 37秒 | - |
1600W | - | - | - | 1分 37秒 | - |
バックアップタイム | |||
---|---|---|---|
UPS1000PS | UPS1500PS | UPS2000PS | |
使用割合 | 1000VA/600W | 1500VA/900W | 2000VA/1200W |
10% | 84分 24秒 | 54分 | 38分 24秒 |
20% | 40分 12秒 | 22分 30秒 | 18分 |
30% | 26分 24秒 | 17分 48秒 | 10分 48秒 |
40% | 18分 36秒 | 15分 24秒 | 7分 12秒 |
50% | 13分 48秒 | 10分 48秒 | 4分 48秒 |
60% | 10分 12秒 | 8分 30秒 | 4分 12秒 |
70% | 8分 24秒 | 7分 19秒 | 3分 36秒 |
80% | 6分 36秒 | 5分 00秒 | 3分 |
90% | 4分 48秒 | 3分 00秒 | 2分 24秒 |
100% | 3分 12秒 | 2分 12秒 | 1分 48秒 |
■UPSの接続手順
まずはUPS本体の電源プラグをコンセントに差し込みます。その際、必ずアースを接続してください。
※コンセントにアース端子がある場合は、それを利用してください。
次に、パソコンなど対象機材の電源プラグをUPSの裏側にあるコンセントに差し込みます。
コンセントへの接続が完了したら、UPSの電源を入れます。
UPSの電源がONになったことを確認し、パソコンなどの対象機材の電源を入れます。ただし、実際に使用する場合はUPSのバッテリー充電が事前に必要になります。購入時、または3ヵ月以上使用されなかったUPSは、10時間程の充電を行ってから使用してください。